はれ ときどき てつがく。

Q.休日は何を? A.てつがくしてます

食べログに載らない「何か」:マイク・モラスキー「日本の居酒屋文化」

今日取り上げるのは、こちらの本です。 日本の居酒屋文化 赤提灯の魅力を探る (光文社新書) 「サードプレイス」という言葉があります。家(第一の場)でも職場(第二の場)でもない、その人にとって居心地のいい「第三の場」のことを指します。本書は日本の…

「問い」が生まれるとき

先日京都の妙満寺で開催された哲学カフェに参加してきました。「雪の庭」という庭が有名なお寺です。当日は非常によい天気で気持ちよかったです。 会場はこちら→顕本法華宗 総本山 妙満寺 今回はお寺を30分ほど自由に回った後で、みんなで考える問いを決める…

自分の哲学カフェのルール変遷をまとめてみた

久しぶりに哲学カフェのルールを見直そうと思い立ち、考え中。良い機会なのでこれまでの変遷(?)をまとめてみました。主に自分の備忘録用。改めて振り返ると結構変わっているような、変わっていないような… 2011〜(小金井哲学カフェとか) ■冒頭の説明 哲…

日本最古の現存カフェ「カフェーパウリスタ」に行ってみた

先日東京に行った際に、「カフェと日本人」で紹介されていた「カフェーパウリスタ」に行ってきました。 hare-tetsu.hatenablog.com お店は銀座にあり、新橋駅から徒歩で約5分ほどの距離です。以下画像で紹介します。 お店の外観はこんな感じ。 こんな掲示も…

カフェーとAKB:「カフェと日本人」

「カフェを考える」シリーズ、まずは日本のカフェの歴史を知ろうとカフェと日本人を手に取りました。この本では日本におけるカフェの歴史や、日本ならではのカフェの特徴などが取り上げられています。コーヒーにまつわる知識なども得られて読み物としても面…

「カフェ」を考えてみたい、という話

唐突ですが「カフェを考える」というカテゴリーを作りました。街中のおしゃれなカフェを巡って紹介したり、自分がカフェを開くならこうする…とかそういう話ではなく、カフェという「場」のもつ思想を検討していこうと思います。 かつて西洋のカフェは、文学…

言葉に織り込まれるもの:「翻訳できない世界のことば」

前から気になっていた「翻訳できない世界のことば」を先日見つけたので購入。この本は「Apple=りんご」のように、一対一で翻訳できない世界のことばを集めたものです。絵本形式のようになっていて、30分もあれば全て読めてしまうぐらいの分量ですが、興味深…

名言にはもう少し出典を詳しく書いてほしい、という話

先日、ニーチェの以下の名言を英訳してほしいという依頼を受けました。 「人生は登ろうとする。登りながら自己を克服しようとするのである。」 自分は翻訳家ではないので、ニーチェの英語訳を参照しようと思って該当箇所を探したのですが、なかなか見つかり…

ハビトゥスを歌うー山内志朗「小さな倫理学入門」

今日は山内志郎さんの「小さな倫理学入門」を紹介します。 小さな倫理学入門 (慶應義塾大学三田哲学会叢書 ars incognita) 作者: 山内志朗 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会 発売日: 2015/10/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る 山…

哲学に上から目線はないー野矢茂樹「哲学な日々」

自分が影響を受けた日本の哲学者をあげろと言われたら、私はまず野矢茂樹を選ぶと思います。彼の本はありきたりな感想ですがどれも面白く、おすすめです。 野矢といえば哲学の謎 (講談社現代新書)や無限論の教室 (講談社現代新書) が有名ですが、今回は最近…

理想は現実と違うから意味がある

先日の記事で現実主義にまつわる丸山眞男のエッセイを紹介しました。 私たちは「現実的でない」「現実を見ていない」といった言葉である種の理想を批判しがちです。しかしそこで「現実」と私たちがよぶのは、多面的な事実の集まりから一部分を抜き出した、い…

リアリズムに潜む罠?:丸山眞男「『現実』主義の陥穽」

「その考えは現実的でない」 「理想と現実は違う」 このような言葉で私たちは「現実」を語りがちです。しかし、私はこの言葉を聞くたび、あるいは自分で使うたびに、何とも言えない違和感を覚えます。ここでいう「現実」とは何でしょうか?「現実的でない」…

構想はあたためても意味がない

こんにちは。ブログをはじめて5日目となりました。 実はこのブログを書く構想は何年も前から「あたためて」いて、そのときからどんなことを書こうか考えていました。そういう意味で自分の中では満を持して開始したつもりだったのですが、いざ動き出してみる…

このブログでやりたい3つのこと。

こんにちは。ブログをはじめて4日目になりました。 今日は、このブログでやりたいことを書きたいと思います。 1.読んだ本の紹介 読んだ本の感想を書いていきます。自分は本を読んでもメモをあまりとらない癖があるので、備忘録代わりにも使えることも期待し…

科学は「なぜ」を説明しない?

昨日「哲学のすすめ」の紹介をしました。 この本の中で科学は「いかに」は問えるが「なぜ」は問えないという指摘がありました。これって、どういうことなんでしょう。 「いかに」と「なぜ」の違い 昔、誰かのコントで次のような場面を見た気がします。(詳細…

哲学=人生観・世界観だ!:岩崎武雄「哲学のすすめ」

岩崎武雄「哲学のすすめ」の紹介です。

はじめまして

年明けを機にブログをはじめてみました。 日常や哲学のことを綴っていきたいと思います。 ゆるゆると更新していきます。