WS「哲学ツーリズムを考える3」レポート

8/24・25に開催された「哲学プラクティス連絡会」にて「哲学ツーリズムを考える」ワークショップを開催しました。今回で第3回目になります。

哲学ツーリズムに関してはこちらをご参照ください。

↓第一回のWSの内容

そもそも第二回(去年)のレポを書いていなかった

この記事を書こうとして、そもそも去年のWSのレポをあげていなかったことに気づいた。記録のためにも、去年のWSの資料の中から実践報告の部分だけ抜粋してアップしておくことにする。

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 ↓後日考えたこと

 第三回の内容(後半だけ)

 前置きが長くなったが、今年やった内容に戻る。事前の案内文はこちら。

●哲学ツーリズムを考える3

旅と哲学(対話)を組み合わせた活動である「哲学ツーリズム」の可能性を探ります。「旅と哲学って相性いいよね」という(安易な)思いつきではじまったこのワークショップも今回で第3回目となります。

旅先で出会う、見知らぬ風景や他者、様々な出来事は、これまで自分が抱いていた固定観念や思い込みを揺さぶり、立ち止まって自らの考えを見直す契機になると思います。これはメルロ=ポンティがいうような「おのれ自身の端緒が更新されていく経験」としての哲学とどこか通じるところがあります。これまでのワークショップを通じて、各自がそれぞれ「哲学ツーリズム」のアイデアを考え、実践を行ってきました。 

今回は会のメンバーである馬場智一さんから「旅としての哲学」というタイトルで報告をいただいた後、原点に戻り哲学ツーリズムについての具体的なアイデアを検討するワークショップを実施したいと思います。旅に関心のある方はどなたでもお越しください。

前半の馬場さんの「旅としての哲学」の発表は大変興味深かったが、おそらくどこかで文章を公開されるのではと思うので、その際に取り上げたいと思う。今回は後半の「哲学ツーリズムの具体的なアイデア出し」の内容を紹介する。

後半ではグループごとに分かれて、「一泊二日でできる範囲」の旅の具体的なプランを考えてもらった。 ではそれぞれについて紹介しておこう。

A班:一人考える「鉄」学の旅 ※題名は勝手につけました(以下同様)

「電車で一人風景を眺めているときが一番思索できる」という参加者のアイデアをもとに、とにかく電車に乗って一人で考える旅。考えは適宜共有して対話も行う。鉄道ファンにもウケそうであるが、山手線でやるのと地方のローカル線でやるのとではだいぶ異なるような気もする。

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B班:スマホ禁止、小ソクラテスになる旅

とにかく現代人はなんでもスマホを使い、事前に調べた観光スポットを確認しているだけではないか。旅行とは人との触れ合いだ。そういう思いから生まれたアイデアスマホに頼らずに旅行し、その間に地元の人に哲学的な問いを投げかけたりする。(さりげなく聞かないとリスクはある)

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C班:「同じようで違う」カレーを食べに行く旅

人の家のカレーを食べたことがあるだろうか。自分の家の味と違って驚いたことがあるかもしれない。カレーとは「同じようで違う」最たるものだ、という参加者の意見から生まれた(変わり種)企画。手持ち金額が限られた状態など、制約をつけた状態で、遠くの知り合いの家にたどり着き、その家のカレーを食べる企画。

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…というわけで色々なアイデアをいただいた。どれかは近いうちにやってみようと思う。参加者の皆さんありがとうございました!

 (おわり)