日々の断想(12/27〜1/9)
本年もよろしくお願いいたします。
今年やりたいこと
いくつか新しいプロジェクトに取り組もうと思います。
- よりよい「批判」について考えるプロジェクト
- 哲学的な「旅」について検討するプロジェクト
詳細はまた改めて。
マインドマップを使ってみた
やっていることが多岐にわたって混乱しつつあるので、マインドマップで整理してみることにした。これまでTo do管理のしっくりくるやり方を見つけられずにいたが、今のところいい感じなのでもう少し試してみようと思う。
新規の哲学カフェ
アンテルーム京都で「自然」をテーマに哲学カフェを開催した。この会場で行うのは今回が初めてだ。ホテルに併設されているギャラリーに展示されている作品に関連したテーマでの実施だったが、話すテーブルがギャラリーと離れていたので、作品から適度な距離感を持って探究ができたのではと思う。旅行者がテーブルの横を通っていく風景もよかった。
「自然」という日常的に使われる言葉に含まれる多様な意味についてじっくりと考える時間となった。当日考える時間がなかったが、育てられた野菜や果物はどこまでが自然といえるのか?という問いが個人的に興味深かった。
読んだ本
カレーZINEの原稿のリサーチ用に読んだ本。
カジュアルなレジャーと対比的に考えられるシリアスレジャーという考え方は面白く、社会貢献活動やまちづくりなども例として挙げられている。哲学カフェなどの活動にも当てはまるような射程の広い概念だと思う。
本書ではシリアスレジャーの例として性的マイノリティの方達の活動にも1章が割かれている。一緒にゲームするといったコミュニティや居場所づくりの活動は確かにレジャー的だと思うが、政策提言などの活動もシリアスレジャーに含めて論じられているのは正直少し危ういような印象があった。レジャーという概念を拡張したい意図はわかるが、社会運動的なものやアーレントの「活動」的なものまでレジャー概念に回収されてしまうことの危険性はあるように思える。
(おわり)